骨盤と、股関節についてです。
本当は腰と一緒に書こうかなと思っていたのですが、あえてわけて書きます。
まず、骨盤についてです。
骨盤は、男性と女性では形が少し違います。これは、女性が妊娠・出産するためで男性の骨盤と比べ大きくなっています。形的にはハートのようにも見えます。右・左・真ん中と3つの骨で形成されているのが骨盤です。

ちょっと話は横道にそれますが、よく『骨盤矯正』という看板を接骨院や整体院で見かけますよね。でも、私自身は「?」の状態です。
インターネットで調べたら簡単に出てきますし、人体の構造のテキストなどにも記述されていますが、骨盤というのは、多くのかなり強いじん帯で包まれています。ですから、骨折でもしない限り変形することはありえません。
さらに、矯正というのは骨関節などの変形を、コルセットやギプスなどで正しい形に治すことをいいます。ですから、ほぼ変形をしない骨盤を矯正するというのは、私が勉強不足なのかも知れませんが理解できないのです。ちなみに『骨盤矯正』という用語は医学的にはないそうです。
うちの整体院に以前、「何十万もだして接骨院で骨盤矯正をしてもらった。これで腰痛は30年は大丈夫って言われたんやけどね」とおっしゃるお客様が腰痛で来られましたが、骨盤矯正をしてもらってから30年もたってないけど腰痛でかなりお困りの様子でした。

話を戻します。
妻の骨盤周りについてです。
骨盤のふちに沿って筋肉の固いところがありました。また、左側の股関節部分、大腿骨と骨盤のつなぎ目の周辺の筋肉もかなり固くなっていました。
上向きに寝ると、左の爪先だけが内側に倒れている状態です。
足が内側に倒れているということは、大腿骨が内側にねじれているので内臓(子宮)を圧迫している状態です。また、不妊治療を受けていたときに妻が、産婦人科で「左の卵管が普通より狭い」と言われていたのですが、恐らくこれが原因です。
当時は、レントゲンを撮るときに造影剤を入れると卵管が通ることがあると言われて、造影剤を入れてもらったそうなんですが、むっちゃ痛かったと涙目でした。
しかし、せっかくこの処置で卵管が通ったとしても、この部分の筋肉が固くなったままでは、ホースを足で踏みつけるのと一緒で、筋肉がまた卵管を押さえつけてしまいます。
「なぜ、卵管が普通より狭くなっているのか?」という疑問について考えることなく、問題に対処していては、また同じ症状が出てもおかしくありません。
根本から解決しないと、その場限りになってしまいます。
また、妻を含め、今のところうちの整体院に妊活で通ってくださっているお客様に共通することですが、お腹周りの筋肉が固くなっています。
例えると、下腹部に薄いコルセットをはめているような感じです。
その人それぞれの理由で、下腹部の筋肉が張ったような状態になっているのだと思われますが、その結果、内臓への圧迫や血行不良などが起きているのではないでしょうか。
緊張している筋肉をゆるめて、内臓が活発に動けるような環境をつくってあげないといけません。
まずは土台の部分の環境を整えないと、色々な治療をしてもうまくいかないのではないでしょうか。
人工授精などがうまくいかない人など不妊治療がうまくいっていない人は、一度お腹周りが固くなってないか、張った感じはないかなどチェックしてみてはどうでしょう。
もし、固かったり、張った感じがしたら寝る時に少しの時間でもいいので、ゆっくり優しくお腹をさすってあげてください。
ちょっとずつお腹周りの筋肉の緊張がとれていきますよ。




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